会社には様々な業務があり、いろいろなタイプの人間が集まります。
そのなかで自分より年上の後輩に仕事を教えることだってありますよね。
相手が年上というだけで気を使うのに、プライドが高かったら取り扱いに注意が必要です!
私はプライドが高すぎる、自分より17歳年上の後輩に仕事を教えたことがあります。
そのときの経験から、プライドが高い年上の後輩を指導するときに気をつけることを紹介します。
プライドが高い年上の後輩を指導するときに気をつけること
年上の後輩を指導するときにはプライドを傷つけないように気をつけましょう。
コツは4つあります。
- 頭から否定しない
- 伝えることは「事実」だけ
- 仲良しこよしは避ける
- 褒めてモチベーションを高める
それぞれ詳しく見ていきますね。
①頭から否定しない
年上の後輩は、長く生きている分、世の中のことはわかったつもりでいます。(勘違いでも)
そのため、教えたことをすんなりと受け入れてもらえない場合があります。
「こうした方がいいと思ったから」と自己流で手を加えられても頭から否定するのは避けましょう!
まずは手を加えた理由を聞きましょう。
良い案だったら採用!
必要ない案だったら、提案してくれたことにお礼と、なぜやらなくていいのか理由を伝えます。
特に理由もなくアレンジを加える人もいますが、入社してすぐに仕事の流れを理解するのは難しいですよね。
1年を通して仕事をすると理解できることが増えます。
「なんとなく」で手を加えているようなら、アレンジするのは1年経ってからにしてもらいましょう。
本当にいいと思える提案は、どんどん取り入れていけるような柔軟性も持っておきたいですね。
②事実だけを伝える
年上の後輩がミスをすることもあります。
その場合は、ミスがあった事実だけを伝えましょう!
「〇〇ではなく△△で入力してくださいね。」という感じ。
プライドが高いと、ミスを指摘されて不機嫌になってしまう人もいますが、間違いがあったことはちゃんと伝えた方がいいです。
不機嫌になってしまっても、気にしないで淡々と。
下手に出たり、ヘラヘラしながら伝えるとナメられるので気をつけてください。
このとき注意したいのは人前で指摘しないことです。
人前で注意すると恥をかかせてしまうので配慮した方がいいですね。
③仲良しこよしは避ける
職場の同僚と仲を深めるため、プライベートのことを話すこともありますよね。
でも年上の後輩にプライベートの話を振るとマウントされることがあります。
人生経験があるため、自分の知らないことを教えてもらえる場合もありますが、こちらの経験不足からナメられてしまうことも。
ナメられると仕事がやりにくくなるので、必要以上に仲良くするのは避けましょう。
ちなみに言葉遣いは敬語がおすすめです。
後輩だとしても、年上相手にタメ口を使うメリットはないですね。
年上の後輩がタメ口でも気にせず、こちらは敬語を使いましょう。
④褒めてモチベーションを高める
初めて行う仕事で、うまくできないことがあるのは普通です。
でも、プライドが高い人にとっては受け入れがたいことみたいです。
- 自分より年下に指導される
- 覚えることで精一杯…
- どんどん増える仕事…
- キャパオーバー!
こうなると自信もなくなり、仕事へのモチベーションが下がってしまいます。
プライドが高い人を相手にするのは大変ですが、後輩の気持ちを盛り上げるのも先輩の仕事!
自信喪失していたら褒めるのが効果的でした。
- こんなに飲み込みが早い人はいない!
- 毎日ノートにまとめていてさすがです!
その人自身の良いところを褒めるのがコツです。
「だれにでも失敗はありますよ〜」というテンプレの台詞は、上から目線になるので言わない方がいいですね。
年上の後輩を指導する側の心構え
年上の後輩を指導するときには、相手を尊重すること。
自分が「やりにくい」と思っているのと同じくらい、相手もやりにくさを感じています。
人生の先輩である
仕事では自分が先輩です。
でも、相手は長く生きている分だけ人生の先輩でもあります。
指導していく中でイライラすることもありますがお互いさま!
深呼吸して、相手を尊重することを心がけましょう。
問題があったら上司に報告
初めの頃はミスをするのが当たり前です。
ミスがあったらさりげなくカバーして、そっと後ろから見守り、広い心で指導していきましょう。
しかし、次のような問題が起きたら自分で何とかしようとせず、上司に報告してください。
- ミスを指摘しても直らない
- 話を聞いてもらえない
- どうやら仕事を覚える気がない
上司に報告するときも、事実だけを伝えます。
自分の感情が出ないように気をつけてくださいね。
プライドが高い年上の後輩|おわりに。
プライドが高い年上の後輩を指導するときに気をつけた方がいいことを見てきました。
プライドを傷つけないようあくまで冷静に「仕事」をしましょう!
ストレスを感じたら深呼吸して、相手も同じ気持ちだということを思い出してくださいね。
世の中には年上でも謙虚な方はたくさんいます。
プライドが高くなるとこうなるのかフムフム・・と観察しつつ反面教師にさせてもらうことです。
指導がおわったときにあなたの能力はきっと向上しています!頑張ってください!
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