5年前に家を新築したとき、暖房は、ガスの温水暖房を選びました。
灯油ファンヒーターだと、灯油の補充が必要な場合がほとんど。
でもガスの温水暖房は、配管がつながっているので燃料の補充がいりません。
これまで「暖房と言えば、灯油ファンヒーター」と思って暮らしてきたので
「灯油の補充」「灯油の購入」という2つの家事が必須でしたが
これらがなくなり、とっても快適に冬を過ごせていることに気が付いたのです。
この記事では、こちらの4つについて解説していきます。
- ガスの温水暖房にして生活がどう変わったのか
- どうしてガスの温水暖房は燃料の補充がいらないのか
- ガスの温水暖房のメリットとデメリット
- どんな人にガスの温水暖房がおすすめか
それでは、見ていきましょう。
灯油ファンヒーターをやめたら家事の時短につながった
まず最初に、ガスの温水暖房にして生活がどう変わったかを見ていきましょう!
燃料切れストレスからの解放
初めにも言いましたが、灯油切れのストレスがなくなったのが大きなメリットです。
- 灯油の補充
- 灯油の購入
忙しいときに限って、灯油切れをしませんか?
朝イチで点けた瞬間に、灯油切れメロディが流れた時には、家族に対して「補充しといてよ!!」とイライラすることもありました。
燃料切れがないのは、かなり楽です。
また、灯油の在庫管理もありますよね。
「灯油がなくなりそうだから、今度の休みに買いに行かなくちゃ。」というストレスがゼロになりました。
小さい子どもが触っても安心
ガスの温水暖房の特徴は、ぬくもりが優しいところです。
室内でガスを燃やす訳ではないので、室内機がカンカンに熱くなりません。
そのため、温風の吹き出し口に触っても火傷しにくいです。
冬の朝、2歳の子どもが温水ルームヒーターの前でゴロゴロするのがお決まりの景色ですが、安心して見ていられます。
もちろん、全く熱くない訳ではないので、触ることはおすすめしませんし、目は離さない方がいいです。
従来の灯油ファンヒーターに比べると安心というレベルです。
ガスの温水暖房はなぜ燃料を補充しなくていいの?
ガスの温水暖房とはどんなものなのかを、ざっくり解説しますね。
熱源機と、室内機が必要
ガスの温水暖房を使うには、こちらを用意する必要があります。
- 屋外に設置する熱源機
- 室内で部屋を暖める室内機
まず、屋外に設置した熱源機で、不凍液を温めます。
熱源機と室内機は配管でつながっていて
その配管を、温めた不凍液が循環して、室内機で部屋を暖めます。
室内機の種類
室内機にはこちらの種類があります。
- 温水ルームヒーター…温風を出して部屋を暖める
- 浴室内乾燥暖房器…温風を出して浴室を暖める
- パネルヒーター…梯子のような見た目でじんわりと熱を放つ
- 床暖房…足元から温まる
我が家で使っているのは、①温水ルームヒーターと④床暖房です。
ガスの温水暖房のメリットとデメリット
メリットもあればデメリットも。
それぞれ見ていきましょう。
メリット
メリットはこちらです。
- 嫌な臭いがしない
- 部屋の空気を汚さない
- 音が静か
- 燃料切れの心配がない
ガスを燃やすのは、屋外の室外機のみ。
部屋の中では燃焼しないので、イヤな臭いはしませんし、空気も汚しません。
赤ちゃんがいても安心ですよ。
燃料切れの心配がないことは、先に紹介しているので、メリットはこれくらいにしておきます。
デメリット
続いてデメリットを見ていきましょう。
- 初期費用が高額
- ガス代がかかる
- 自分の生活スタイルに合ったものを選ばないと使いにくい
まず初期投資が大きくかかります。
熱源機と、室内機が必要。
不凍液を循環させるために、家の必要なところに配管をする工事費もかかってきます。
ガス代もかさみますね。
やっぱり灯油は燃料代が安いのが魅力。
ガス代の方が若干高いので、暖房を使えば使うだけガス代がかかります。
ざっくり、冬場のガス代は2~3万円くらいかかります。
(平日の日中は出勤しているので使わない/休日は1日中使う)
ガス会社によっては、温水暖房を設置しているとガス代が安くなる契約もあるので確認しましょう。
続いて、自分の生活スタイルに合ったものを選ばないと使いにくいと言うデメリットについて説明します。
在宅ワークをしているとか、子育て中で家にいる時間が長い方には、床暖房はぴったりです。
でも、日中は仕事などで家にいないなら、床暖房はおすすめしません。
床暖房は温まるまでに時間がかかるので、家の滞在時間が短い人には、使い勝手がよくありません。
新築で床暖房を導入したけど、結局灯油ファンヒーターを使っているという話も聞きます。
床暖房はすごくおすすめだけど、生活スタイルによっては使い勝手が悪くなることも。
私が使ってみて、すごく使い勝手がいいと思ったのは、温水ルームヒーターです。
灯油ファンヒーターと同じくらい手軽に使えます。
自分の生活スタイルにあった室内機を、よく考えて導入しないといけないのは手間かも。
導入するときにガス屋さんや設備屋さんにしっかり聞いて、アドバイスをもらうようにしましょう。
ガス温水暖房がオススメな人
最後にガス温水暖房がオススメな人を見ていきましょう。
- ファンヒーターの灯油切れがストレス
- 重い灯油を運ぶのが辛い
- 子育て世代
- 高齢者
- 新築を検討中
- リフォームを検討中
自分や両親が高齢になって、足腰が弱くなってきたら、温水暖房はいいですよ。
寒い土間で灯油を補充したり、灯油を運ぶ苦労がなくなります。
新築やリフォームを検討しているなら、一緒に導入するのもおすすめです。
家などと一緒に買うと、細かい金額が気にならなくなるオマケつきです。
最後に
さて、ここまでガスの温水暖房について見てきました。
金額的なデメリットや、工事も必要なので、カンタンに導入できるものではありません。
でも、私の生活の質は、ガス温水暖房にしてからかなり向上したことは断言できます。
ガス温水暖房を導入しようか迷っているという方にはぜひオススメしたいです。
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