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【内向型でも大丈夫】取材・インタビューを成功させる方法【松岡修造に学ぶ】

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この記事では、内向型でも取材を成功させる方法を解説します。

  • 仕事でお客様にインタビューをしなくちゃいけなくなった。しかしどうやって進めればいいのかわからない。
  • インタビューに行ったけど、心の距離が近づいた気がしない。本音を聞き出すにはどうすば良い?

内向型だとこんな悩みが出てくると思います。

この記事を書いている私は、会社の広報誌の取材担当として2年間で24件のお客様にインタビューしてきました。

内向型のメリットを利用すれば、いい取材は可能です。

目次

内向型でも大丈夫!取材・インタビューを成功させる方法

取材やインタビューで使える内向型のメリットは2つあります。

  1. 入念な準備ができること
  2. 相手の感情に敏感なこと

準備8割・本番2割と言いますよね。

これは内向型の人が得意とするところです。

準備①:取材する内容を決める

「何のための取材か=取材の目的」を明確にしましょう。

ここがふんわりしたまま取材をすると、記事にした時にまとまりがなくなります。

例えばシュークリームのお店を取材する場合で解説していきます。

初めに、読んでいる人に何を伝えたいのかを考えます。

  1. お店の情報 →シュークリームの紹介がメイン
  2. 働く人の情報 →働く人のやりがいがメイン

今回は【働く人の情報】をメインにすることにしました。

準備②:聞きたいことをまとめる

取材で聞きたい質問をリストアップします。

【働く人の情報】がメインなので、その人自身のことを聞くことが多くなります。

  • なぜシュークリームのお店を始めようと思ったのか
  • シュークリーム作りでこだわっているポイント
  • 初めてお菓子作りをしたのはいつ?誰と?
  • 印象に残っている体験
  • お客様とのエピソード

このようにリストアップしましょう。

最低でも聞いておきたいことを用意しておくと、思わぬ事態が起きても対処できます。

準備③:店舗情報の下調べ

続いて、店舗情報についてです。

  • お店の営業時間
  • 看板商品

こういったものは、事前にホームページなどで調べてから伺いましょう。

また、過去に受けているインタビュー記事は全て目を通します。

過去のインタビュー記事を読み、そこから興味をひかれたポイントを質問しましょう。

「この人はちゃんと興味を持ってくれているな。」
こう思ってもらえると、信頼が得られやすくなりますよ!

取材当日


取材に行き、その場で聞いた生の声が一番の収穫です

当日①:一問一答にしない

緊張すると一問一答になりがちです。

用意してきた質問を読むだけでは一問一答になってしまうので注意しましょう。

一問一答にしないポイントは、質問の答えに疑問を持つことです。

質問「なぜシュークリームのお店を作ろうと思ったのですか?」

返答「以前とても美味しいシュークリームを食べて衝撃を受けたからです。」

こんな返答がくると「どんなシュークリームだったんだろう?」と疑問が湧きますよね。

その疑問について聞き返し、自然な会話になるようインタビューしていくのが理想です。

当日②:相手が緊張していたら松岡修造さんから学べ!

内向型のメリットである、相手の感情に敏感なところを活かしましょう!

内向型の人は相手をよく観察しているので、相手が今どんな状態なのかを読み取る能力が高いです。

取材相手が緊張していることに気づいたら、松岡修造さんの言葉をヒントにしましょう!

『伝わる!修造トーク 一瞬で心をつかむ「話し方」60のルールv』という素晴らしい本があります。

たくさんのアスリートや、一般の人にインタビューをしてきた松岡修造さんが、そのときのエピソードと共に話し方を解説する内容で、そこにこんな一節が載っています。

「子供の頃はどうでしたか?」で相手の思いや感情がどっと乗ってくる
人前で喋るのが苦手な方の場合だと、「この魚はどういうところで獲れるんですか?」「海です」
「この魚のことをどう思いますか?」「うまいです」
ぽつっ、ぽつっと会話が終わってしまい、話がなかなか進まないこともあります。
けれど、「子供の頃からこの魚を見ていましたか?」と話を向けると、こわばっていた表情がみるみるうちに柔らかくなり(中略)素晴らしい話が出てきたりします。
子供の頃の思い出やおふくろの味の話になると、自分の思いや感情がどっと乗ってくるんです。

伝わる!修造トーク一瞬で心をつかむ「話し方」60のルール 松岡修造著より引用

取材相手が緊張していると感じたら、子供のころのエピソードを聞き出しましょう。

そのための質問が「初めてお菓子作りをしたのはいつ?誰と?」です。

準備ときに、子どもの頃のエピソードにつながるような質問を1つ用意しましょう。

取材を受ける側も「何を聞かれるんだろう?」「こんなこと言わない方がいいのかな?」と緊張しています。

緊張を解くには、子供の頃を思い出せるエピソードを話してもらうのが効果的です。

当日③:メモの取り方

続いてメモの取り方です。

  1. メモを取りながらインタビューをする
  2. ボイスレコーダーを使用する

どちらともメリットとデメリットがあります。

①メモをとるメリット・デメリット

メモを取る一番のメリットは、その一瞬一瞬に集中できることです。

ボイスレコーダーを使っていると「あとで聞ける」という安心感から、真剣みが欠け気持ちがゆるみます。

一方、メモのデメリットは、会話のテンポが悪くなることくらいです。

メモには「会話を全部覚えていられなそう」「字が読めなそう」というイメージがありますが、その一瞬しかないと思って臨むため、メモを見るとすべての会話を再現できるので問題なしです。

「メモをしていると目を合わせていないので失礼」という心配もありません。

  1. ずっとメモ帳を見続けない
  2. 適度に目を合わせて会話をする
  3. 要点だけ書きとめる

これだけ気を付けましょう。

②ボイスレコーダーを使用するメリット・デメリット

録音するメリットは、聞き逃しが確実になくなること。

言っていたことを忘れてしまう心配がないので安心です。

一方、録音するデメリットは、相手側の緊張を煽る可能性があることです。

企業に電話したとき、録音している旨のアナウンスが流れることありませんか?
私はあれを聞くと「余計なことを言っては行けない」と感じます。

もし取材中に相手に「余計なことは言っては行けない」という心理が働いてしまうと、いいお話が聞けないこともあります。

どちらともメリット・デメリットがあります。
ケースバイケースで使い分けられるといいですね。

一番大切なことは相手へのリスペクト

取材・インタビューを成功させるのに一番大切なのは、相手をリスペクトすることです。

「あなたに興味があります。あなたのことを教えて下さい。」という気持ちがあれば、聞きたいことが溢れてきます。

「仕事だから。言われたからやってる。」という気持ちではいいお話を聞き出すことは難しく、その空気は相手にも伝わります。

相手の時間をもらっていることを忘れず、取材先にとっても有意義な時間となるよう努めましょう。

私の体験ですが、取材後に「想定していたより自分自身のことを聞かれて驚いたけど、改めて自分を見つめ直すことができた。」と言って頂けたことがあります。

有意義な時間になるように努めましょう!

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