仕事のやる気がなったときに読むと、モチベーションが湧いてくる本を紹介します。
「トヨタトップセールスレディが教える 永遠にトップをいくためのセールス術/中野麻由美著」です。
私は、初めて読んだとき声が出ないほどの衝撃を受けました。
この記事では、この書籍のおすすめポイントを解説します。
仕事のやる気がなくなったときに読む本【中野麻由美さん著書】
「トヨタトップセールスレディが教える 永遠にトップをいくためのセールス術」から内容を一部引用して説明します。
どんな業界にいる人におすすめ?
この本では、タイトルの通りクルマ販売について解説されています。
「あ、それなら自分は自動車業界にいないから関係ないな。」
なんてスルーしたら勿体ない!
この本では、販売した後もずっとお客様と繋がっていくためのノウハウと考え方が学べます。
販売後もアフターフォローが大切になってくる、こちらの業界にいる人にはかなり有益です。
- 電気・ガス業界
- 住宅業界
でも、働く上での考え方がたいへん参考になるので、社会人なら全員におすすめしたいです。
自分の仕事にどう応用できるか考えながら読むのがおすすめですよ。
仕事のやる気がなくなったときに参考になる考え方
仕事のやる気を無くさないようにするには、自分軸で考えることがポイントです。
モチベーションを保つ方法
仕事のやる気がなくなる理由の一つに、モチベーションが保てない問題がありますよね。
モチベーションが、人から与えられる報酬になってしまうと自分自身では操作できません。
モチベーションには内発的動機づけと、外部動機づけがあります。
- 内発的動機づけ→自分の内側から溢れてくるもの(興味や探究心)
- 外発的動機づけ→人から与えられる報酬(お金や評価)
この内発的動機づけで働くことの楽しさを教えてもらえるのが、中野麻由美さんの著書です。
自分の内側から溢れてくる興味や探究心をモチベーションに仕事をすると、人から褒められなくてもやりがいが得られ、自分で考えて進んでいける人間になれます。
内発的動機づけを生むには!
内発的動機づけとは好奇心です。
もっと知りたいという知的好奇心ですね。
でも、そもそも自分の仕事に興味がないと好奇心がゼロなので「もっと知りたい」という気も起きませんよね。
では興味を持ってみましょう!
そのためには知ることです。
- 商品のことを知っていても、説明が下手だと購入してもらえないこと
- お客様の情報がなければ、ピッタリの商品を訴求できないこと
- いい商品を上手なトークで紹介しても、お客様の心情を読めないと購入してもらえないこと
この中で、自分に足りないものを知ることです。
自分にはトーク術がないと思ったら、どうすればトーク術が身につくのか勉強してみましょう。
中野さんが実践している方法が、著書の中で紹介されています。
目標を達成する方法
まず目標の立て方を学びましょう。
人に言われたからではなく、自分で目標を設定すること。
そして目標を達成するために道筋を細分化し、必ず達成するという意思を強く持つことの大切さを教えてもらいます。
目標は「必ず達成すること」が重要であり、プロセスは目標達成のための道のりにしか過ぎません。どんなに一生懸命やったところで、結果がついてこなければ意味がないのです。 週末にどれだけ読み込めるかが勝負より引用
トヨタトップセールスレディが教える永遠にトップをいくためのセールス術 週末にどれだけ読み込めるかが勝負 より引用
中野さんのやり方では、目標を達成するのが1番上にあり、そのために何をするのかを考えて仕事をしています。
- 年間の販売目標台数を決める
- その目標を達成するためにどうするか考える
- いま何をする必要があるか
その日の予定の立て方が参考になります。
「週末までに○件呼び込みをかける必要がある」→「そのために何を準備しなければならないか、どれだけ準備が必要か」→「今日は何をしなければならないか」→「今、何をしなければならないか」―。 お客様は「探す」のではなく「生み出す」より引用
トヨタトップセールスレディが教える永遠にトップをいくためのセールス術 お客様は「探す」のではなく「生み出す」より引用
人と比べない
「誰か」より上にいくことを目標にしてしまうと、少しでも自分の方が結果がよければ目標達成です。
でも、その考え方だと劣等感を覚えやすく、いずれは心が折れてしまうかもしれません。
そうではなく自分の目標に対して、自分自身がどこにいるかで判断しましょう。
自己ルールのもとでは〝みんなも売れていないんだからいいや〟と、いうような甘えは一切ありません。人は人、自分の在り方は、自分自身の目標に対してどうかということが基準になります。
トヨタトップセールスレディが教える永遠にトップをいくためのセールス術 ライバルは自分自身より引用
後輩育成も前向きに
トップセールスという事は、順位付けされているという事ですよね。
でも、人に勝つことを目標にするのではなく、自分自身をライバルと思い、自らが決めた目標を達成することが大切であると中野さんは教えてくれます。
それは後輩育成に対する考え方にも繋がります。
よい事例や方法が見つかれば、職場でもセミナーなどでも、どんどん皆さんにお伝えしています。商談で難航している後輩がいれば、一緒にシミュレーションを考え、自分の編み出したノウハウを惜しみなく伝授します。 そして本書を出そうと決めたのも、その一環と言えますが、このようにすることでまた、一層自分を成長させることができると私は考えています。 人に勝つことを目標にして、持てる力やノウハウを出し惜しみしていたのでは、最上を目指すことはできません。最上というのは、実績も考え方もすべてにおいて最も高いところであり、そこへ自分を押し上げていくためには、今よりもっと上へ、さらに上へと、常に全力で努力する必要があるからです。そして、最上には終わりがないため、その努力を永遠に続けていくことになります。
トヨタトップセールスレディが教える永遠にトップをいくためのセールス術 常に最上をめざしてより引用
後輩に自分のノウハウを全部教えたくないと思ったことありませんか?
- 自分で苦労して得たノウハウだから簡単に教えたくない
- 全部教えることで後輩に追い越されるかもという恐怖
でも自分のノウハウを出し惜しみして、今の地位にしがみついていたらその場に留まったまま。
人に教えることで、自分も成長できるということ!
前向きに捉えて、後輩育成にも取り組んでいきたいですね。
最後に
勤続年数が10年以上になってくると、それなりにやって行けるようになります。
ミスが減って仕事がこなせるようになるのはいいコトですが「それなり」って退屈ですよね。
中野麻由美さんの著書を読んでいて湧き上がってくるのは「自分にはまだできることがあるのではないか」ということです。
自分がやりたかったものや、なりたかったものを思い出して、また頑張ってみようかなって勇気をもらえますよ。
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