「もっと自主性をもって仕事してくれないかな…」
そう思って、毎日後輩を指導している先輩も多いのではないでしょうか?
この記事を書いている私自身、自主性がないことを上司に指摘されたことがあります。
(今は自分から行動するよう改善しました。)
そんな私が、自主性をもって行動するためのお手本にした先輩がいます。
今になって考えると、その先輩は押し付けがましくなく
後輩の自主性をそれとなく育てる指導をしてくれました。
後輩が自主性をもてる指導法として、今回解説します。
後輩が自主性をもてる指導法
自主性を持たせる、すぐに効果の出る声掛けはありません。
後輩が自分から「変わろう」と思うしか方法がないんです。
人を変えようと思っても変えられないということですね!
では、先輩はどう指導するべきか解説していきます。
仕事の結論を考えてもらう
自主性がない人は受動的です。
言われたこと・割り振られた仕事はできるけど、自分で考えて行動するのが苦手という特徴があります。
逆に自主的に動ける人は、言われた仕事の結論から考えます。
- なぜこの仕事をするのか
- この仕事をした先に何があるのか
- さらに展開させるためにどうすればいいのか
こんな感じですね。
仕事の全体像を把握させて、仕事の結論を考えさせましょう。
そうすると今やるべきことが明確になります。
仕事の結論→そこにたどり着くには→いま何するか
バラバラに認識している1つ1つの仕事を、線で繋いでいく感じで説明すると全体像が見えやすくなります。
先輩が自主性をもって動く姿を見せる
後輩に自主性をもたせたいなら、自分が主体的に動いているところを見せましょう。
仕事は言われたことをやるだけじゃなくて、自分で考えて行動するもの
こんな意識を持ってもらうのが目的です。
1番身近な先輩の働き方が基準になります。
自分がどう動けばいいかわからなくなったとき、参考にするのは身近な先輩ですよね。
お手本になるように自分が動きましょう。
自分で変えていける事に気付かせる
仕事は自分の力で変えていけます。
その事に気付かせましょう。
本当に変えるには上司の許可が必要ですが、それに必要な改善案を作ることはできますよね。
改善した方がいいことが見つかったら
どう改善するかを考え
行動にうつす。(上司に提案する)
初めは「この仕事、もう少し効率良くしたいんだよね。何かアイデアない?」みたいに意見を聞いてみることから始めましょう。
後輩からいいアイデアが出たら採用してあげると効果的です。
後輩に仕事を任せる
仕事の一つを後輩に任せましょう。
自分の判断で仕事をする経験が、自主性を持ってもらうのに効果的です。
失敗しないようにサポートしながらも余計な口出しはしないで、最後までやり切る経験をさせましょう。
成功すれば自信に!
失敗したらなんでダメだったのか話し合います。
小さなことからでOKです。
繰り返していくうちにコツを掴めます。
その後輩は本当に自主性がないの?
自主性がないと決めつけて圧をかけて行動させないようにしていませんか?
上司や先輩からの圧が強いと行動できないこともあります。
社風にもよりますが、同じことを言っても先輩はOKで後輩はダメ。
勤続年数が長いことがイコール信頼になっている職場もあります。
また、後輩を脅威に感じて、自身のノウハウを出し惜しみする先輩もいます。
知識を人に教えることで、自分の勉強にもなるので出し惜しみはもったいない。
誠実な対応をする先輩は慕われます。
自分の行動を見直そう
ここでは私の体験談からお話しします。
会社のマナー教室で、声が低いことを注意されたことがありました。
そのとき先輩が「いつもはもっと高いよね」とフォローしてくれたのです。
注意されたことは反省しつつも、もっと大きなものを得ました。
この先輩のために頑張ろうという気持ちです。
何が言いたいかというと、自分は後輩にとって尊敬できる先輩になっていますか?
「この先輩に恥をかかせてはいけない」という思いが前向きなモチベーションになります。
後輩の自主性を伸ばすには、まずは自分のレベルを上げるのが近道だったりします。
自分を磨くことも忘れずにやっていきたいですね。
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