自分でどうにかする訳でもなく、分からないことは誰かに聞けばいいと思っているタイプが職場にいると困りますよね。
- 何回も同じことを聞く
- 自分で調べようとしない
「一昨日も聞いてきたよね…?」と悩んだことはありませんか?
この記事では、分からない事があったとき反射的に周りに聞いてしまう人とどう接していくかを解説します。
職場で何でもかんでも聞いてくる同僚対策
何でも聞いてくる同僚に対しては、1度だけ徹底的にやり方を教えましょう。
対策①:どんな対処をしたのか尋ねる
質問されたら、自分でどんな対処をしたのかを尋ねます。
「自分でどこまで試しましたか?」と、試行錯誤することが前提の聞き方をしましょう。
大抵、何もしていないと思いますがとりあえず聞きます。
その後やり方を教えたら、最後に「次から、まず自分で色々試して下さい。」と伝えるのも重要です。
対策②:一度だけ徹底的に教える
自分で色々試してほしくても、そもそも調べ方がわからない人もいます。
そんな人には、一度だけ徹底的に教えましょう。
調べなくてもすぐ答えられるものでも、実際に調べる姿を見せるのがおすすめです。
- 資料の読み方
- カタログでの探し方
- WEBならどんなサイトを見ればいいか
調べ方を教えたら、最後にメモタイムを作ることも重要です。
対策③:教えたらメモタイムを作る
教えたあとにメモする時間をとりましょう。
「次から自分でできるように、今メモして下さいね。」と伝えます。
また同じことを聞いてきたら、この前取ったメモを見るように指示すればOKです。
- メモしたことを忘れている
- どこにメモしたのか分かっていない
こんなときは、こちらでメモ帳をめくってあげましょう。
なぜか教えた側の方が、メモしたページを把握できているものです。
何でも教えてしまうことのデメリット
聞かれたことに何でも応えてしまうことにもデメリットがあります。
相手がいつまでも仕事に責任感を持てないことです。
自分の頭で考えないと、責任感は芽生えません。
最悪の場合、ミスがあったとき「○○さんに聞いたら、こうするように指示をもらったので。」とミスをなすりつけられる可能性も。
そうならない為にも、早い段階でおんぶに抱っこ状態をやめましょう。
教えることにも時間がかかる
教えることにも時間がかかりますよね。
教えている間、自分の仕事は進みません。
それだけじゃなく、一度仕事が中断されたあとに、再開してから中断前と同じくらい集中できるようになるまで、15分もかかるという研究結果もあります。
さらに悪いことに、中断された後に仕事を再開するには平均で25分以上かかる。生産性についての書籍「Peopleware」の共同執筆者のトム・デマルコ氏は、800人の従業員を対象とする研究に基づき、設計やプログラミングといった複雑な仕事を再開した後、中断前と同程度の集中力を回復するまでにさらに15分かかると話す。 「仕事中は話しかけないで」―2秒の邪魔でもミスが倍増
これが1日に何度もあった場合、質問された側は損してばかりです。
何でもかんでも聞いてくるのが直らない時の対処法
分からないときの調べ方を教えても、やっぱり何度も聞いてくる人もいます。
一度やり方を教えたら、優しくする必要はないので少しずつ距離をとった方がいいでしょう。
ナメられてる可能性がある
聞けば何でも教えてあげる人は優しくて好かれます。
でも、たぶんナメられています。
「同僚に嫌われたくない」という感情を捨てないと、この状況は変わりません。
まずは自分で考えるべしと突き放せる人にならないといけません。
でも何でも聞いてくるのが先輩だった場合、「自分で考えろ」とストレートに言うわけにいかないので、ここから先は伝え方を説明しますね。
自分もわからないフリをする
何でもかんでも聞いてくるのが直らないなら、相手にするのはやめましょう。
自分もわからないフリです。
「あぁ~どうでしたっけ~?わかんないです〜。」
こんな感じでフワ〜っと答えて仕事に戻りましょう。
これをくり返せば、聞いても教えてくれない人カテゴリに分けられて、他の何でも教えてくれる人に聞きに行きます。
嫌な人だと思われてもOK
聞かれたことや頼られたことに自分を犠牲にしても応えてしまう人は、嫌われるのが怖い傾向にあります。
この記事を書いている私もそうです。
確かに、ずっと優しくしていたのに突然つき放すと「教えてくれない人」だとか「冷たい」と陰で言われる可能性も。
そうなると少しショックですが、気にせず一貫した態度でいましょう。
何でもかんでも聞いてくるタイプの人は、自分の行動で他人の時間を奪っても、迷惑をかけても、自分さえ良ければそれでいいと思っています。
自分のことしか考えていないのです。
そんな人に合わせていたら相手の人生を良くするだけで、自分は損してばかり。
少しずつ相手との距離を離していきましょう。
番外編|自分で考えさせるより教えた方が早い場合
何でもかんでも聞いてくる人の中でも、その度に教えた方が早い場合があります。
パソコンが超苦手でググり方を知らない人たちです。
60代くらいの年代になるとパソコンの操作がわからないだとかで、何でも聞いてくる人たちが急増。
でも、この世代にはググって調べてほしくても、ググり方の説明からになるので、教えてあげたほうが早いです。
自分がパソコンに強くなるためにやると思えば、少しだけ前向きになれます。
若者には、ここまで親切にする必要はありませんので、わからないふりで対応しましょう。
会社では仕事をすれば良くて、仲良しこよしをする必要はないので「なんか、いい様に利用されてるな」と感じたら、相手と少しずつ距離をとりましょう。
自分の人生を歩けますように。
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