「あいつは仕事にやる気がなくなったから、俺が肩代わりすることになったんだよ。」
事実ではない噂を流されたら、悔しくて、火消しに回りたくなります。
「みんな信じたんだろうか?」と不安にもなりますよね。
噂を流した張本人に対しては怒りも…!
この記事では、自分の悪いうわさを流されたとき、どのように動くべきか、またどう考えるべきかを解説します。
職場で自分の悪いうわさを聞いてしまったときの対処法
悪い噂はあっという間に広がります。
いい話はあまり聞かないのに、不思議ですよね。
この現象は「ネガティビティ・バイアス」という言葉で説明できます。
悪いことは、よいことよりも重要だと感じられる。そのためネガティブな情報は、ポジティブな情報のおよそ二倍強く私たちに作用する。
引用:News Diet ニュースダイエット/ロルフ・ドベリ著
これは、人間の持っている本能なので仕方ないようです。
噂を流した本人への対応
自分の悪い噂を流した本人への対応は、相手にしないでスルーすることです。
イライラする気持ちはわかります。
「なぜ、ネガティブな噂を広めたのか」と問い詰めたくなりますよね。
でも、でもとにかく相手にしないんです。
職場で大切なのは〝信頼〟
仕事における人間関係は、共通の目的を達成するために築かれています。
好きとかキライとか、感情で動く人間を信頼できますか?
できないですよね。
それは周りで見ている人たちも気づいているので、放っておいても自滅します。
不当にネガティブな噂を流すような、信頼できない人は相手にするだけ損です。
私たちがやるべきこととは
私たちに出来ることは、スルーして仕事に取り組むこと。
「気にしない」と心に決めて、誠意を持って仕事に取り組んでいれば、いい方向に変わっていきます。
噂に対してどんな対応を取ったかも、仕事への姿勢も、周りは見ています。
噂を信じられたか心配
気にしないと決めても、こんな風に悩むかもしれません。
- みんな噂を信じた?
- 自分はやる気がなくなったと思われている?
この悩みへの結論は、みんなそこまで気にしていないので大丈夫です。
というか、どうでもいいと思っています。
考えてみてください。
これまで耳にしたウワサで、今でも覚えているものがありますか?
ないですよね!
他人がどうしようが、どんなトラブルを起こそうが、自分に関係なければ覚えている必要がないからです。
だから、周りの無関係な人たちは、もうすでにウワサ自体忘れていると思いますよ。
万が一、周りの人が噂を信じてしまったら
でも、万が一ウワサを信じられていたら、それは日頃の行いが原因かも…。
日頃から、まわりの信頼を得られていれば、悪い噂を信じる人はいません。
だから今こそ、信頼を勝ち取るときです。
ハードルはかなり低くなっているので、ちょっと頑張るだけでいい評価になりますよ!
粛々と仕事に取り組みましょう。
相手に対して、怒りが収まらないとき
会社に行くと、噂を流した相手と仕事をしないといけない時がありますよね。
表面上は取り繕えても、心の中ではいろいろな感情があふれます。
- 私の何がいけなかったのか
- 嫌われることをしたのか
- だが文句を言われる筋合いはない
この感情をおさめて、スルーできる様になる方法を紹介します。
感情を紙に書き出す
感情を言語化することで、気持ちをコントロールしやすくなります。
- 嫌われることをしたのも私が(少しは)悪い(かも)。
- 関係がうまくいっていると思っていた相手に、悪口を言われて悲しい。
- 挨拶もしてくれなくて悲しい。
こんな感じで。
自分の感情を書き出すと「自分は悲しかったのか」と俯瞰して見られるようになり、当事者なのに、小説を読んでいるような気分で捉えられるようになります。
古くさい方法に思えるかもしれませんが、効果ありました。
人に見せるわけではないので、思うがままに書き続けるのがコツです。
悪いウワサに人生を左右されるのはもったいない
相手を黙らせる近道は、自分が仕事で成果をあげること。
直接文句を言って物理的に黙らせたとしても、同時に周りからのあなたに対する信頼はなくなります。
もったいないです。
悪いウワサを流す人に、自分の人生を左右されるなんて。
「気にしない」と心に決めたら、同じ土俵に上がらず、自分のことだけに集中すること。
また、その相手とは、今後いい関係を築くことは出来ません。
関係は終わりにして、挨拶するだけの対応で十分です。
親しい人たちが理解してくれていればいい
大切なのは、親しい先輩・親しい同僚・直属の上司の数人がわかってくれているか。
親しい人たちは、あなたの悪いウワサなんて信じないでしょう。
会社は敵だらけだと感じたら、家族とか友人とかでもいいですよ。
自分の近い人たちが信用してくれていれば十分です。
悪いウワサの対象になったら査定される訳ではないし、ウワサを流した人に雇われている訳でもありません。
だから放っておきましょう。
(悪いウワサを流すようなヤツは査定してほしいですが。)
気持ちは負けずに、頑張ってください。
応援しています!